ディアミクロン80mgは糖尿病治療薬であり、2型糖尿病患者に用いられています。膵臓に作用しインスリンの分泌量を増やすことで2次的に血糖値を降下させる働きがあります。
血液中の糖分(血糖)は、膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞から分泌されるインスリンホルモンという物質によってコントロールされています。何らかの理由によりインスリンホルモンが分泌不足を起こす、または人体の細胞がインスリンに対して感受性が悪くなると血糖値が上昇します。血糖値が高くなることで様々な障害が起こりやすくなり、糖尿病と言われます。
ディアミクロンの主成分はグリクラジドというスルフォニル尿素系の血糖降下薬です。膵臓ランゲルハンス島のβ細胞を刺激し、インスリンの分泌を活発にする作用があります。インスリン分泌量が増えることで、血糖値は落ち着きを見せます。
通常初期の糖尿病と診断された時には、食事療法や運動療法の基本2療法が指示されますが、本剤は基本2療法を行っても血糖値の効果が見られない場合に処方されます。スルフォニル尿素系のお薬の中では強い作用を持っています。
定期的な血液検査や尿検査により血糖値をモニタしながら担当医の判断によって内服量を決定します。また適切なレベルを超えた基本2療法を行った場合に本剤の内服が重なった場合には低血糖を招きやすいとされており、本人だけでなく家族にも低血糖についての理解が必要となりますのでご留意ください。
用法
グリクラジドとして、成人は通常1日40mgから開始します。
1日1~2回(朝または朝夕)食前または食後に服用します。
維持量は通常1日40~120mgですが、160mgを超えないで下さい。
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
低血糖状態になりやすい為十分気をつけて下さい。また発疹が出る場合があります。
連用すると肝機能値に異常が出る場合があります。
注意事項
・本剤や本剤の成分に対し過敏症などの既往歴を持つ方、また妊娠中の方は内服できません。
・持病、アレルギーのある方、妊娠中の方、生活リズムの不規則な方、アルコール摂取量の多い方、激しい運動をする方は用法が異なる場合がありますので、事前に医師にお伝えください。
・現在他のお薬を内服中の方は医師または薬剤師にお知らせください。
・本剤を内服後体調に異変が現れたらすぐに医師の診断を受けて下さい。
◆ディアミクロンは国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。